21Mar

私は、3年くらい前に債務整理をしたことがあります。自宅の住宅ローンを守る方法を探して、無料相談にかたっぱしから電話をしました。ある事務所に電話したときです。弁護士の先生は一人なはずなのに、女性の事務員さんが私の債務の診断をしているのです。「○○先生ではないのですか?」と聞いたところ、「私は事務員でして…。」ということで、これは選ぶ先を慎重にしないと危険だぞ…と思って、弁護士や司法書士の先生と直接お話しできるところの中から、事務所を選びました。
あとから分かったことですが、その事務員さんのみが対応するような事務所の弁護士の先生の過去の懲戒歴を調べてみると、中には4回以上業務停止になっているような所もありました。
この私の経験から、どうやって債務整理事務所を選ぶべきかをお伝えしたいと思います。
1.事務員さんが事情を聴取すること自体は避けられない。
弁護士の先生も破産手続きで裁判所に行ったり、過払い金や他の案件の訴訟で裁判所に出廷していることがあります。
このような借金に特化した事務所では、ある程度聞いておくべきことを最初に聴取しておくことはほとんどの事務所であります。
このこと自体は非難されるべきことではないでしょう。
2.事務員さんが債務の診断をすることは、弁護士法に抵触する。
事務員さんがその聴取した結果をもとに、相談者に○○手続きならば弁護士につなぐなど、
弁護士や司法書士などの有資格者でないのに実質的な判断をしている場合には、
弁護士法に抵触するおそれがあり、またそのような事務所は弁護士や司法書士の関与の度合いも低いとかんがえられるので、
依頼は控えたほうがいいでしょう。
3.弁護士・司法書士がきちんと判断をしてくれる事務所がベスト
事務員さんが債務の状況等について詳細な聴取を行った上で、
弁護士が判断をしてくれる事務所はその後の手続きの要所要所で弁護士や司法書士の先生方がコミットしてくれいているはずです。
そのような事務所を選ぶべきでしょう。
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